妊娠中は、普段健康な方でも、子宮の重みによる姿勢の変化で腰痛を起こしたり、ホルモンの影響で靱帯・関節が柔らかくなるため、特に骨盤周りの違和感を感じたり、と様々なマイナートラブルに遭遇することがあります。
マタニティさんがピラティスのレッスンを受けられるときは、そういったマイナートラブルの予防・軽減を目指すとともに、出産・産後に備えて骨盤底筋群をコントロールするエクササイズを行っていきます。
■ご参加いただける方
妊娠16週以降で、妊婦健診を受けている医師から運動してよいと許可をいただいている方(口頭で構いません)。
上のお子様がいらっしゃる場合は、時間帯によってはお連れになっても大丈夫ですが、お子様のケアはご自身で責任をもってお願いいたします。時間帯の調整が必要になる場合がありますので、その際は個別にご相談させていただきます。
■持ち物
・母子手帳、診察券
・動きやすい服装(ジーンズやスカートは避けてください)
・水分補給の飲み物
・汗拭きタオル(じんわり、汗をかきます)
・冷えが気になる方は、靴下やレッグウォーマーなど
産後すぐって、びっくりするくらい、腹筋が弱ってます。
この腹筋を元に戻すのに、ピラティスのエクササイズは最適なのですが、いきなりは無理です。
無理やりやると、アウターマッスル任せの動きや反動を使ってしまい、姿勢保持に必要なインナーマッスルが使えるようになりません。腹筋はゆるやかに戻していくとして、それより前にやるべきこと。
それは大きくいうとこの2つ。
・骨盤底筋を強くする
・姿勢を直す
まずは骨盤底筋。その名のとおり、骨盤底で、内臓をがんばって支えてくれている筋肉たちの総称です。
赤ちゃんがおなかの中にいるあいだ、ずっと、赤ちゃんの重さを骨盤底で支えてくれていましたので、出産後はここの筋肉が伸びて緩んでしまっています。産後にすぐ自然に戻るのかというと、そなかなかそういうわけにもいかず、放置しておくと、尿漏れ、子宮脱などの原因になってしまいます。
今は大丈夫と思っていても、10年、20年後に発症することもありますので、しっかり骨盤底筋を鍛えるピラティスエクササイズをして、予防しておきましょう。既に産後年数が経っている方も、今からでも遅くないので、鍛えてまいりましょう。
そして、姿勢。姿勢を直す、というと、あまりにざっくりした言い方ですが、妊娠中は子宮の重み、大きさに耐えるために、体のあちこちが頑張って、縮んで固くなってたり、伸びて緩んでたり、逆に使われないまま弱くなってたり・・・ということが起こってます。
出産しておなかが軽くなっても、授乳で肩がバキバキ、抱っこで腰がイタタタ・・・ということも起こりえます。なので、ピラティスでお体を楽な状態に戻していくエクササイズが効果的なのです。
骨盤も整えていきますので、妊娠前のお洋服がすんなり入るようになります。
産後に定期的にピラティスを続けていると、お体も軽くなり、いつの間にか、お背中ピンとした、きれいなママの出来上がりです。そして、お体の状態が良くなって来ましたら、今度はボディメイクしていきましょう。
二の腕、ウエストくびれ、ヒップアップ、バストアップなどなど、ピラティスで健康的にボディメイクしていくことができます。
産後6週程度(帝王切開の方はもう少し待ったほうが良いです)をめどに、産後の検診で医師から運動許可をいただいてから(口頭で構いません)、外出する体力が回復している方でしたら、赤ちゃんとご一緒で大丈夫ですのでレッスンにお越しください。
個人レッスン(マンツーマン) または お子様連れOKのグループレッスンをご予約ください。
お子様同伴で個人レッスンご受講希望の場合は、時間帯の調整が必要になる場合があります。その際は個別にご相談させていただきます。